ギャラリー
シンプルな黒い外観
正面と道路側では印象が異なる外観。 外壁、屋根、窓枠などの外のカラーは黒に統一しシンプルにつくる。 現在、写真手前の道路側にはフェンスが建っている。 道路からの視線をカットし、プライベートな庭が完成した。
「見せると隠す」が計算されたリビング
扉をつけた収納で生活感や、暮らしの中でどうしても必要な雑多さは隠す。 隠せる収納があることでリビングはすっきりと整頓された空間となる。 コレクションしているレコードはジャケットが見えるように収納する。 キッチン腰壁に3か所のニッチを設け、好きなレコードやその時のお気に入りを飾る。
あえて装飾を抑えた、余白のある設え
「打合せをしていく中でできるだけシンプルにすることを心がけました。自分たちがつくっていく楽しみを残していたかったのであえて余白のある家にしています。」とお話しされていたお施主さま。 あえて装飾を抑え、余白のある設えとすることでお気に入りの家具や照明器具がより引き立つ。 「今後は少しずつアートを集めて飾る予定」と暮らしの展望を教えてくれた。
南北に長く広がる空間
南北に長い敷地に合わせて計画した平屋の住まい。 道路や住宅が近い方向は閉じ、景色や空間が開けている方向に開口を設ける。 周囲の視線や車・人の通りを気にせずに明るい室内で快適に過ごせる。 大きく開いた窓際からお子さんが職場へ向かうご主人をお見送りする…といった暮らしのエピソードも。
お気に入りだけ置く
シンプルな設えには「お気に入り」が良く映える。 これから家具やアートで暮らしを彩る。 長く暮らす中で好みの変化は必ずある。 家自体はシンプルにつくり、暮らしながら住まいを仕上げていく「余白」を残しておく。
「自分たちがつくっていく楽しみを残していたかったのであえて余白のある家にしています。」
ご主人:実は建築家とのヒアリングの際に「平屋が理想なんですよね」と少し話していました。将来的に子供が巣立った後は夫婦2人だけの生活になるので長い目で見ると本当は平屋がいいな…と思ってはいました。そういう経緯もあったので平屋の提案は良い意味でびっくりでしたね。 奥さま:平屋で提案されるとは予想していませんでした! ご主人:自分たちが今まで見たことのない間取りで、リビングの後ろに子供部屋があるということに感心しました。室内の繋がりを感じる間取りになっていて「自分たちがヒアリングで話したことが伝わっていた」と感じる提案でした。 奥さま 子供部屋の位置が印象的でした。「面白いな!」と思いました。私は面倒くさがりなので動線を良くしたいと思っていたのですが、提案を見て動線を想像してみた時に、「めちゃめちゃ良い!」と感じました。夜勤がある仕事なので一気に掃除することが難しく、掃除のしやすさも重視していました。平屋だと掃除がしやすそうな印象でした。
暮らしをつくる楽しみ
当初は2階建てを想定し計画していた。 ヒアリングを重ね、理想の暮らし方や敷地の条件を考えた際に建築家が提案したのは平屋の住まいだった。 想定していたよりもコンパクトな計画にし、設えの質を上げたり、庭に予算を回したり…と、限りある予算の中で最適な答えを建築家が示した。 シンプルな空間にお施主さまがこだわって選んだ家具や照明器具が調和し、美しい空間となっている。 日々の生活がありながら飾ることも楽しんで暮らしているお施主さま。 今後の暮らしをつくる楽しみを残しておき、永い時間をかけてつくりあげていく住まい。
自由な発想のフレキシブルな空間
壁掛けテレビの背面にある空間。 この場所はリビングと繋がっており、現在はリビングの一部となっている。 将来的にはお子さんの部屋となる場所。 「自分の部屋にこもって欲しくない」というお施主さまの要望からリビングに接した場所となった。
23.79坪、建物の坪数からは想像ができない空間の広がり
行き止まりが無く視線が抜ける室内。 どの場所にいても視線の先には窓があり、空間に奥行きを感じられる。 建物を大きくつくるのではなく広く感じられるつくりにする。 コンパクトな住まいは手入れがしやすく、動きやすい。 お施主さまから伺ったライフスタイルや住まいへの考え方をじっくりと伺い、形になった空間。
暮らす・飾る
キッチン背面のカップボード。 ここには生活のための家電が並ぶ。 置いているグラス、この場所を飾るテキスタイルや花、家電。 どれをとってもお施主さまの選ぶ「モノ」へのこだわりを感じる。 この場所だけではなく、どの空間も「暮らすと飾る」が両立されている。
機能を重ね合わせる
玄関は靴の脱ぎ履きだけではなく、自転車を2台置くこともできる場所。 身支度のための鏡があったり、バッグや上着をかけておくことができるハンガーバーがあったり。 「玄関」という場所に機能を重ね合わせ、玄関さえも多目的な空間に。 玄関からキッチンに続く動線、玄関からリビングに続く動線…と、2つの動線があり、帰ってからどのような動きをするか想像してつくられている。
物件情報
構造
平屋
間取り
ー
工法
木造軸組